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REPORT 現地レポート

Window5[第2戦]日本81-61カザフスタン「2月の試合までには修正できるように、40分間戦い抜けるように」河村勇輝選手

2022年11月15日

 「FIBA ワールドカップ 2023 アジア予選(Window5)」での2連勝を目標に掲げ、アウェーの地に乗り込んだ男子日本代表。「最も重要なことはこの試合に勝つことであり、それを達成できてうれしいです」とエヴァンス ルーク選手(ファイティングイーグルス名古屋)の言葉どおり、カザフスタンにも81-61で勝利し、帰国の途に着きました。今週末11月19日(土)にはBリーグ(B1)が再開し、選手たちはコンディションを整えて、ふたたびファンの皆様の前でプレーしていきます。ぜひ、お近くの会場へ足を運んでいただき、引き続き男子日本代表選手たちへの応援をよろしくお願い致します。

 第1クォーターにベンチメンバーを投入すると、点数が動きはじめたカザフスタン戦。「カザフスタンが攻め込んで来たときに若い選手をベンチから送り出し、彼らがペイントアタックしてくれたことで相手にプレッシャーをかけられたと思います。走り続けたことで、相手を消耗させることができました」とトム・ホーバスヘッドコーチは勝因を挙げます。その時間帯にコートに立ち、流れを引き寄せた吉井裕鷹選手(アルバルク東京)、テーブス海選手(滋賀レイクス)、河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)の台頭を称えるとともに、ホーバスヘッドコーチはチームのレベルアップも実感しています。

 吉井選手は「第1クォーターに相手が波に乗りそうなところで、ドライブで点数を獲れて流れを切れたのが良かったかなと思ってます。そこからはみんながトムヘッドコーチの指示を遂行し、点数を獲れたことが勝因でした」と述べ、20点差の快勝につながりました。

 一方で、8-15に終わった第4クォーターの課題点を挙げる選手たち。河村選手は「チームとしてもターンオーバーが増えたり、雑なプレーが増えてしまいました。これは自分たちの課題として、2月にある次の試合までには修正できるように、40分間戦い抜けるようにがんばりたいと思います」と反省点を挙げます。エヴァンス選手もこの課題を前向きに捉え、「チームを成長し続けるためにも良い経験にしなければなりません」と話しており、改善に努めます。

 キャプテンとして勝利に導いた富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)は、「チーム全員でディフェンスを徹底できたこと」を勝因に挙げました。長い移動もある中の連戦において、「若い選手がベンチから出て来て、本当に勢いを与えてくれました。同じポジションに多くの良い選手がいますが、若い選手に負けずにしっかりとチームをリードしていけるように、これからも成長していきたいです」と話すとともに、来年に迫ったFIBAワールドカップ2023へ照準を合わせます。

「沖縄で開催されるFIBAワールドカップまでもう時間がないので、さらに良いチームにしていき、最高の成績を残せるようにがんばっていきたいです」

 ホーバスヘッドコーチは最終日には必ず、「日本代表での役割を忘れないように」と選手へ伝えます。所属チームに戻れば、役割が変わってしまいますが「このチームではオプション1になることを絶対に忘れないで欲しい」と世界を意識させ、練習から取り組むことで日々成長を目指します。

 日本時間深夜に行われたアウェーゲームへのご声援ありがとうございました。河村選手から御礼のコメントをご紹介します。

「深夜にも関わらず応援してくださる皆さん、アウェイの会場に駆けつけてくださった皆さん、本当にありがとうございます。すごく力になってますし、僕たちは結果でお返しすることしかできないですし、40分間戦えることをお見せすることが自分たちの役割でもあるので、今後もがんばっていきます」

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