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FIBAワールドカップ2023 アジア地区 2次予選(Window4)[第1戦]日本68-79イラン:5点に終わった第2クォーターが響き、イランに敗戦

2022年8月26日

 沖縄、フィリピン、インドネシアにて共同開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」開幕まで、あと1年となった8月25日。アジア地区予選は2次ラウンドがスタートし、男子日本代表はアウェーの地でイランと対戦。16本放ったシュートを2本しか決められず、5点に終わった第2クォーターが響き、2次ラウンドの初戦は68-79で敗れました。男子日本代表はすぐさま帰路に着き、8月30日(火)にカザフスタンを迎えて行う沖縄アリーナでのホームゲームで勝利を目指します。

 #8ヤクチャリ選手に連続3ポイントシュートを許し、イランに先手を取られます。しかし、新スタイルに挑戦中の馬場雄大選手をはじめ、3ポイントシュートで日本は追い上げていきます。第1クォーターのラストプレーで須田侑太郎選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が3ポイントシュートを決め、27-25と逆転に成功。しかし第2クォーター、イランと同じ16本のシュートを放った日本でしたが2本しか決められず、5点に終わります。逆に19点を挙げたイランに上回られ、32-44と12点差のビハインドを背負って前半終了。佐々宜央ヘッドコーチ代行は「受け身になってしまい、特にパスが多くなったとともに良くないシュートを打ち続けてしまいました」とこの10分間を振り返ります。シュートこそ入りませんでしたが、ディフェンスは徹底できていたことで12点差でしのぎ、折り返します。

 馬場選手の3ポイントシュートからスタートした第3クォーター。残り3分、馬場選手のフリースローで47-53とし、6点差まで詰めます。しかし、その後はイランの一方的な得点が続き、47-65とされて18点差まで広げられてしまいます。追いかける日本は河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)が躍動し、第4クォーターは日本ペースで点差を縮めていきます。大きなイランに対し、ファウルで止めなければならず、吉井選手と井上宗一郎選手(サンロッカーズ渋谷)がファウルトラブルとなり、第4クォーター早々に交代を余儀なくされます。その間も馬場選手、比江島慎選手(宇都宮ブレックス)をはじめ、コートに立つ5人がゴールにアタックし、逆転を目指します。5本目の3ポイントシュートを決めた馬場選手の活躍により、65-75と10点差に詰めます。しかし、残り時間は1分しかなく、68-79の13点差で敗れました。

 日本の生命線である3ポイントシュートが27.5%と精度を欠き、そういうときこそ「ペイントへアタックするプレーが必要でした」と佐々ヘッドコーチ代行は反省点を挙げます。しかし、アウェーゲームで格上のイランを79点に抑えられたディフェンスには及第点を出し、40分間ハードにプレーする姿を見せてくれました。

 馬場選手も、「40分間ハードにプレーしましたが、いくつか改善しなければ課題もありました。でも、これで終わりではなく、日本に戻ってすぐにもう1試合あります。この試合を振り返って、前を向いて、次の試合もハードにプレーするだけです」と気持ちを切り替え、帰国の途へつきました。2勝5敗でグループF5位の日本は次戦、沖縄アリーナにて同2位のカザフスタン(5勝2敗)とのホームゲームに臨みます。

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